昭和58年から毎年、6月にのみ開園する施設があります。
この広大な約8,000平方メートルの敷地は、約200種類もの花しょうぶで約20,000株が美しく咲き乱れます。
訪れた人々が花を楽しむため、園内には花見台や八つ橋、あずま屋、茶室などが整備されており、低い場所や高い場所からも花々を眺めることができます。
訪問者はおよそ1時間で心ゆくまで花の美しさを堪能できます。
さらに、6月の中旬からは、あじさいの鮮やかな花々も観賞することができます。
染谷花しょうぶ園2024あじさいや花菖蒲の開花状況と見ごろの時期いつ?
染谷花しょうぶ園では、花菖蒲の花が最も美しい時期は6月上旬から中旬ですが、紫陽花は6月中旬から下旬にかけてが最も見ごろとなります。
この園は5月25日に開園し、6月中旬には花菖蒲と紫陽花の両方を同時に楽しむことができるようになります。
ただし、花菖蒲や紫陽花の見頃は年によって気温や気候の影響を受け、変動することがあります。
2024年6月3日の時点で、染谷花しょうぶ園の花菖蒲と紫陽花は共に見頃を迎えています。
今後、花菖蒲の見頃は徐々に過ぎ去りつつありますが、紫陽花はこれからさらに美しくなり、6月下旬まで色とりどりの花々が訪れる人々を魅了し続けるでしょう。
染谷花しょうぶ園のアジサイと花菖蒲の見どころや楽しみ方
さいたま市見沼区に位置する「染谷花しょうぶ園」は、1983年(昭和58年)に開園された、30年以上の歴史を持つ植物園です。
この園の創設者である前社長・高橋清治氏は、福岡県の大学への入学時に柳川市を訪れ、そこで花菖蒲の魅力に心を奪われ、柳川の生産者から花菖蒲を購入しました。
成功した花菖蒲の栽培が、染谷花しょうぶ園の起源となります。
元々低湿地帯であり荒れ地だった染谷という地は、水はけの良い土地であったため、花菖蒲の栽培に適していました。
長い歴史を持つ染谷花しょうぶ園は、口コミによって人気が広がり、埼玉県内外から多くの訪問者が訪れるようになり、年間約1万人以上が訪れる人気の植物園となりました。
花菖蒲の見頃は5月下旬から約1ヶ月間で、この期間限定で開園されます。
花菖蒲の栽培には、土壌の改良や植えつけなど、細心の注意を払った準備が行われ、園内では約8,000平方メートルの敷地に約200種類、約20,000株の花菖蒲が咲き誇っています。
2024年の開園日程は、5月25日から開始され、青、白、紅紫から紫色に至る豊富な色彩の花菖蒲が見られることから、埼玉県一の規模と言われています。
園内には八つ橋やあずま屋、茶室が設けられており、新緑とのコントラストが美しい花菖蒲と調和した情緒あふれる景観を提供しています。
訪問者は約1時間で園内を散策でき、途中で休憩するためのスポットやベンチも完備されています。
さらに、梅雨時には紫陽花も見頃を迎えるため、花菖蒲と紫陽花の見事なコラボレーションを楽しむことができます。
園の入口付近には休憩所もあり、和菓子やあんみつ、ぜんざい、お団子などの甘味を楽しむことができます。
また、手焼きせんべいのお店や花・植木・野菜の直売所も併設されています。
多くのカメラ愛好家に愛される染谷花しょうぶ園で、フォトジェニックな瞬間を捉えることができます。
また、染谷花しょうぶ園から車で10分の距離にある武蔵一ノ宮氷川女体神社も訪れてみる価値があります。
染谷花しょうぶ園へのアクセスと入園料
【場所】
染谷花しょうぶ園
〒337-0026 埼玉県さいたま市見沼区染谷2丁目248
【開園時間】
9時~17時
【入園料】
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生のみ)200円
75歳以上(平日)200円
75歳以上(土日)500円
JR「大宮駅」東口から国際興業バス「浦和美園駅行」「浦和学院高校行」「さいたま東営業所行」のどれかに乗車し、[染谷新道]下車徒歩10分程度
染谷花しょうぶ園の駐車場
染谷花しょうぶ園の隣に専用駐車場があります。
染谷花しょうぶ園2024まとめ
染谷花しょうぶ園は、例年6月の1ヶ月間のみ開園し、今年も6月1日にその扉を開きました。
この時期、6月25日頃までは花菖蒲の美しさを堪能することが可能です。
園の向かいに位置する花菖蒲の直売所では、新鮮な花を購入できます。
また、毎週金曜日、土曜日、日曜日の午前8時から11時半まで開かれる朝市では、地元の特産品も手に入れることができます。