湯澤神社の「燈籠祭り」は、神々の到来を迎える赤い天狗の面をかぶり、白い装束と赤い羽織を纏った猿田彦命のシメ切りの儀式から始まります。
この儀式が終わると、神社へ向かう練り歩きが開始されます。
行列は制札燈籠を先頭に、御幣燈籠や花燈籠、鈴燈籠、奴燈籠、三十六歌仙燈籠など、様々な灯籠が火を灯して長い列を成して進みます。
この道のりで、猿田彦命のシメ切り舞、三十六歌仙に扮した子どもたちの舞いや獅子舞が披露される点も見逃せません。
また、奴燈籠を持つ子どもたちが獅子舞の間に燈籠で遊び合う様子も魅力的な一幕です。
祭りの初日には、19時30分からは空を彩る花火が打ち上げられ、華やかに祭りの夜を飾ります。
湯澤神社例祭・燈籠祭り2024時間や場所に花火など基本情報
湯澤神社例祭・燈籠祭り2024開催概要は以下となります。
【開催期間】
2024年9月8日(日)～9日(月)
【場所】
長野県野沢温泉村 湯澤神社／温泉街
【スケジュール】
■９月８日
・19：30～20：20 花火
・19：45～24：00 燈籠行列
■９月９日
・9：30～17：30 お神輿
・9：30～11：30 子供神輿、宝船
湯澤神社例祭・燈籠祭り歴史や猿田彦登場など見どころ
湯澤神社の燈籠祭りは、江戸時代中期から後期にかけて始まったと言われています。
この祭りは、信仰行事としてだけでなく、当時の娯楽施設がない村にとって重要な楽しみの場でもあり、多くの村人に愛されていました。
しかし、地域住民には祭り開催の負担が大きく、戦後にはその存続が危ぶまれる時期もありました。
それでも地域の若者たちが活動を起こし、お祭りは無事に継続され、現在に至るまでに至りました。これは地元への深い愛情を感じさせる出来事です。
湯澤神社例祭・燈籠祭りの見どころには、花火と「猿田彦登場」があります。
■ 花火について 花火は祭りの初日に実施され、19時30分から20時20分までの約50分間、華やかな花火が打ち上げられます。
この時間だけでなく、花火の豪華さも大きな魅力となっています。
■ 「猿田彦登場」について 「猿田彦登場」は、燈籠行列の最中に行われるパフォーマンスで、赤い天狗の面をつけた猿田彦命が行列を先導します。
この行列では、さまざまな燈籠が灯され、進んでいきます。
また、獅子舞や三十六歌仙の舞も披露され、見る者を魅了します。
これらは祭りの大きな見どころの一つです。
湯澤神社例祭・燈籠祭り2024屋台など露店の出店ある
湯澤神社例祭・燈籠祭りには、通常通り多くの屋台や露店が出店されます。
以前の祭りでは、大判焼きやクレープといった人気の食べ物屋台が設けられていました。
さらに、ボールすくいなどの遊べる屋台も楽しむことができます。
会場周辺では多数の屋台が密集して出店される予定ですので、ぜひ訪れてみてください。
湯澤神社例祭2024アクセス
【場所】
長野県野沢温泉村 湯澤神社／温泉街
【電車】
ＪＲ飯山線・北陸新幹線「飯山駅」から直通バス 約25分⇒「野沢温泉」 徒歩5分
【車】
上信越自動車道「豊田飯山IC」 31分
湯澤神社例祭2024駐車場
専用駐車場は用意されていません。
近くの駐車場をいくつか紹介します。
【新田立体駐車場】
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村新田９７４８-１
【横落駐車場】
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村横落９８１１
【中央ターミナル駐車場】
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村十王堂９６０３
湯澤神社例祭2024まとめ
９月８日の夜８時、野沢組惣代事務所の前から祭りの行列が始まる。
道を開く役目を担う猿田彦の舞（シメ切り）が行われ、猿田彦は赤い天狗の面と兜をかぶり、白装束に赤い羽織をまとっています。
その後、獅子舞が行われ、途中の悪魔を追放し、荒れ狂う土地の精霊を静める役割を果たします。
子どもたちが三十六歌仙に扮して踊る舞も披露され、これらが終わると、行列は大湯通りを経て湯澤神社に向かいます。
行列は制札燈籠をはじめとする御幣燈籠・花燈篭・鈴燈篭・奴燈篭・三十六歌仙燈篭など、火を灯した様々な燈籠を持って長く連なって進みます。
途中で猿田彦のシメ切り舞や獅子舞、三十六歌仙の舞が行われ、時折、奴燈籠を持った子どもたちが獅子舞の間に燈籠を使った遊びを展開します。
猿田彦命は最終的にお宮の境内の鳥居でシメを切り、神が通過する道を確保して祭りは続行されます。
獅子の剣舞は社殿へ向かう石段を登りながら行われ、社殿前で一段落し、拝殿内では獅子の本格的な舞が繰り広げられます。
同時に境内では三十六歌仙の舞も行われ、祭りは深夜12時を過ぎても続きます。
