毎年7月の第2土曜日に開催される、約250年の伝統を誇る壮大な海の供養祭であるこの祭りは、地元ではほうろく祭りとしても知られています。
数十人の若者が、提灯で飾り付けられた漁船である「やかた船」に乗り込み、各家庭から集めた松明を素焼きのほうろくに詰め、火を灯して海に流します。
この光景は、暗がりの海を赤く照らす松明の光が揺れる様子が、まるで漁火のように見え、夏の夜の風情を感じさせるものです。
祭りでは、供養の儀式と同時に花火大会も開催されるため、訪れる人々には忘れがたい景色となります。
この夏の特別な体験をぜひ直接見に来てください。
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024いつ?時間や場所など基本情報
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024(ほうろく祭り)の開催概要は以下となります。
【開催日程】
2024年7月13日(土)
【時間】
20:40~21:00
【場所】
日間賀島サンセットビーチ
〒470-3504 愛知県知多郡南知多町日間賀島新井浜15
小雨決行
雨天(小雨以外)の場合は7月14日(日)に順延
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024屋台など露店の出店ある?
2024年の日間賀島ぎおん祭り花火大会では、8つの屋台や露店が出店する予定です。
この祭りでは毎年、以下のような食べ物や遊びを提供する屋台が設けられています。
フランクフルト
唐揚げ
かき氷
おもちゃ
ボールすくい
これらの屋台は、祭りの雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。
日間賀島ぎおん祭り花火大会の歴史や見どころなど
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024について、花火大会の正確な始まりの年は特定できませんでしたが、日間賀島ぎおん祭り自体は江戸時代中期に始まり、約250年の歴史を有しています。
花火が江戸時代初期から行われていたことを考えると、この祭りでも初期から花火が楽しまれていた可能性が高いです。
2024年の祭りでは、特に注目されるのは花火とほうろく流しとの組み合わせです。
ほうろく流しは、花火大会開始前の20:20に始まります。
「ほうろく」とは、火を灯した素焼きの大皿のことを指し、この島の若者たちが「ぎおん丸」という屋形船に乗って365枚のほうろくに火をつけ、海に流します。
この漆黒の海に浮かぶほうろくの炎が揺れる様子は非常に幻想的で、その上で打ち上げられる花火は、他では見られない壮観な光景を提供します。
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024アクセス
【場所】
日間賀島サンセットビーチ
〒470-3504 愛知県知多郡南知多町日間賀島新井浜15
【電車】
名古屋鉄道 河和線 河和駅より河和港へ徒歩約10分。
河和港から名鉄海上観光船にて日間賀島西港へ約20分
【車】
知多半島道路経由、南知多道路経由で師崎港(もろざきこう)へ
師崎港から名鉄海上観光船にて日間賀島西港へ約7分
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024駐車場
師崎港に190台分の駐車場があります。
日間賀島ぎおん祭り花火大会2024まとめ
愛知県南知多町に位置する日間賀島では、約2000発の花火が打ち上げられるイベントが開催されます。
この島は周囲が5.5メートルと小規模で、約250年もの歴史を有するこの祭りは、海上安全と豊かな漁獲を願って行われています。
特徴的な行事として、「ほうろく流し」という儀式があり、素焼きの大皿に火を点けて海に流すことで、幻想的な夏の景色を作り出しています。