雨の季節が訪れると、あじさいの花が美しく開花します。
高幡不動尊あじさいまつりは、東京都日野市に位置する関東三大不動の一つである「高幡不動尊 金剛寺」で行われる年中行事で、毎年6月の初旬から7月の初旬までの間に開催されます。
この寺院の境内は約4,000坪、隣接する山林を含めると約3万坪にも及ぶ広大な敷地で、山あじさい、西洋あじさい、ガクアジサイなど約200種類以上の7,500株余りのあじさいが見事に咲き乱れます。
このまつりは毎年多くの訪問者が訪れる、地域の人々に愛されるイベントとなっています。
高幡不動尊あじさいまつり2024開花状況や見頃の時期いつ?
高幡不動尊における紫陽花の見頃時期は通常、山あじさいが6月上旬から中旬、大輪のあじさいやがくあじさいは6月中旬から7月上旬にかけてです。
6月が始まると、最初に山あじさいが咲き始め、6月半ばを過ぎると、大輪のあじさいやがくあじさいが見頃を迎え、五重塔周辺や「あじさいの小径」、大日堂周辺が色とりどりに染まります。
もちろん、これらの紫陽花の見頃時期は、その年の天候や気温によって多少の前後があります。
2024年6月10日時点で、高幡不動尊の紫陽花は山あじさいが色付き始め、西洋あじさいやがくあじさいの開花も始まっています。
2024年の高幡不動尊では、6月中旬に紫陽花が最も美しく咲き誇り、7月上旬まで花の魅力を楽しむことができる見込みです。
高幡不動尊あじさいまつり2024いつ?時間や場所に屋台とイベント内容など基本情報
高幡不動尊では、毎年6月初旬から7月初旬にかけて、あじさいが最も美しく見頃を迎える期間に「高幡不動尊あじさいまつり」を開催します。
このまつり期間中には、あじさい市や植木市、さらにはフリーマーケットやがらくた市といった様々なイベントが行われます。
また、写真コンクールや俳句短歌大会、クイズラリーなどの楽しいイベントも多数開催され、訪れる人々に楽しさを提供します。
特別な展示として、奥殿での特別寺宝展や鳴り龍の拝観、茶庭の拝観がありますし、五重塔では無料で休憩ができ、薄茶接待も行われます。
さらに、期間中は屋台や露店が出店し、会場は非常に賑わいます。
「山内八十八ヶ所めぐりクイズの会」も同時に開催され、これは四国八十八ヶ所めぐりのミニ版であり、愛宕山の散策路に並ぶ弘法大師像を巡ることで、同様のご利益が得られるとされています。
この巡拝路には10のクイズが設けられており、解答用紙は不動堂前や五重塔周辺、大師堂などに配布されています。
解答を提出すると、抽選で素敵な景品が当たるかもしれません。
2024年の高幡不動尊あじさいまつりの期間中は、特に6月1日から28日までの水曜日から日曜日に薄茶接待が行われ、一服が500円で楽しめます。
また、食事には、参道沿いの「開運そば」がおすすめで、蕎麦には開運を願う焼印が押されたかまぼこが添えられています。
お土産には、新選組の「誠」や高幡不動尊の五重塔がデザインされた瓦せんべいが最適です。
これらは見た目も魅力的で、訪れた記念にもなりますね。
【高幡不動尊あじさい祭り】
■開催期間
2024年6月1日~6月30日
■開催場所
高幡不動尊境内
■主な行事
6月2日(日):少年柔剣道大会
6月9日(日):日本拳法奉納大会、リサイクルフリーマーケット
6月15日(土):青葉まつり
6月15日(土)、16日(日):写仏会
6月16日(日):ござれ市(骨董市)
6月21日(金):月例写経会
6月24日(月):千体地蔵尊月例法要
6月23日(日):空手奉納大会
6月28日(金):ご縁日
高幡不動尊あじさいまつりへのアクセス
【場所】
高幡不動尊
〒191-0031 東京都日野市高幡733
【電車】
京王線高幡不動駅より徒歩3分
【車】
中央高速 国立府中ICから日野バイパス経由10分
高幡不動尊あじさいまつりの駐車場
200台収容の専用駐車場があります。
高幡不動尊あじさいまつり2024見どころや楽しみ方
東京都の西部地区、特に八王子市、日野市、多摩市に広がる「都立多摩丘陵自然公園」は、自然の豊かさに恵まれた場所で、「高幡不動尊金剛寺」や「多摩動物公園」、「京王百草園」など、魅力的な観光地が点在しています。
このエリアに位置する「高幡不動尊金剛寺」は、関東三大不動の一つで、平安時代の建築様式を持つ五重塔や他の価値ある文化財が数多く残されています。
国の重要文化財に指定されている室町時代の「仁王門」や「不動堂」、そして日本一の大きさを誇る「丈六不動三尊」像が訪れる人々を迎えます。
また、新選組副長、土方歳三のゆかりの地としても知られ、彼の菩提を弔う寺として有名です。
高幡不動尊は、約5分の距離にある京王線・多摩都市モノレールの「高幡不動駅」からアクセスが容易で、毎年6月から7月にかけてはアジサイの見頃に多くの訪問者で賑わいます。
この地域のアジサイは、初めに自生する約3,300株の山アジサイが開花し、その後、全国から集められた約1,000株、250種類の多様なアジサイが続きます。
境内には、散策路が整備され、山アジサイ園も広がっており、約4,000坪の広大な敷地で自由に散策し、花々を楽しむことができます。
さらに、境内に設置されている「あじさいマップ」を参考にしながら、約7,800株ものアジサイが自然豊かな山林に咲き誇る様子を見ることができるでしょう。
散策中には、珍しい品種のアジサイも見られ、カシワバアジサイやハチジョウチドリなど、特有の特徴を持つ植物も楽しめます。
週末は混雑しますが、平日に訪れればゆっくりと花々を堪能することが可能です。
特に、大観音像やガクアジサイが咲く景色は、写真撮影にも最適で、SNSでのシェアにぴったりのスポットが多数あります。
高幡不動尊あじさいまつり2024まとめ
山全体で約200種類、7,500株以上のあじさいが美しさを競い合います。
最も良い見頃は、山あじさいが6月初旬から中旬にかけて、西洋あじさいやガクアジサイが6月中旬から7月の初旬にかけてです。
お祭りの期間中には、写真コンクールや短歌、俳句大会などの文化的なイベントも行われます。