香川県の高松市の中心に位置する栗林公園は、文化的価値が高い庭園として日本で最も広い範囲を持つ公園の一つです。
この公園は、年間を通じて様々な魅力があり、四季ごとに異なる美しさを楽しむことができるため、多くの訪問者で賑わいます。
特に2月から3月にかけては、園内の北側と南側に位置する梅林が見頃を迎え、訪れる人々に春の訪れを告げます。
栗林公園の梅2024見ごろと開花状況
栗林公園では、早春の訪れを告げる梅の花が、1月末から3月初めにかけて順番に咲き誇ります。
この公園には、早くも咲き始める品種から遅れて開花するものまで、多種多様な梅が植えられており、それぞれが異なる時期に最盛期を迎えるため、長期間にわたってその美しさを満喫できます。
2024年2月中旬の時点で、特に鮮やかなピンク色をした紅梅や淡いピンクの梅が見頃を迎えているようです。
また、白梅もかなり開花が進み、いくつかの木では既に見頃になっているとのことです。
これからは、特に「豊後系」の梅の花が開花する時期であり、3月の初めまで楽しむことができそうです。
加えて、栗林公園内のかがわ物産館(栗林庵)では、2月14日から20日までの一週間、地元さぬき市の特産品を集めたフェアが開催され、梅にちなんだ商品の販売も行われます。
公園内のカフェやレストラン、茶室では、梅の季節にちなんだ特別メニューが提供される予定です。ガーデンカフェ栗林や花園亭、掬月亭などで、期間限定の味わいを楽しむことができます。
栗林公園の現在の梅の様子は以下で確認が出来ます。
お出かけ前に確認しておきましょう。
栗林公園の梅2024見どころと魅力
高松市の心臓部に構える栗林公園は、国の重要文化財にも指定されている日本で最も広い範囲を有する庭園の一つです。
この庭園は、紫雲山のふもとに展開する大規模な散策型の大名庭園で、四季を通じて多彩な美しさを提供し、年間を通して多くの訪問者で賑わいます。
特に春初めには、園内の北部と南部に位置する二つの梅林で、先駆けて花を咲かせる約150本の梅が、訪れる人々に春の訪れを告げます。
この公園の梅のうち、65%は白色系、残りの35%は赤やピンク色系で、赤色系の梅が最初に花開き、その香りが園全体に広がります。
梅の花は、梅祭りの会場である北梅林、南梅林の他、江戸時代には薬草園として利用されていた「百花園」でも楽しむことができます。
美しい景観の撮影スポットも多く、写真愛好家たちがその一枚を求めて足を運びます。
公園で開催されるイベントには、讃岐民芸館での活気あふれる「武将」展示や、最近開催された「フォトコンテスト」の作品展示があります。
飲食が許可されているため、ピクニックを楽しむこともでき、園内にあるかがわ物産館では、讃岐うどんやオリーブ製品をはじめとした地元の特産品を購入することができます。
栗林公園の梅2024へのアクセス
【場所】
栗林公園
〒760-0073 香川県高松市栗林町1丁目20-16
【電車】
・JR高松駅から車で約7分
・JR栗林公園北口駅から徒歩3分
・ことでん栗林公園駅から徒歩10分
・コトデンバス栗林公園前下車、徒歩で約1分
・高速バス栗林公園前バス停、徒歩すぐ前
【車】
高松道高松中央ICから国道11号経由7km15分
栗林公園の駐車場
公園には駐車場があります。
収容台数62台
普通車25分100円
少し収容台数が少ないですね。満車の場合は、近くのコインパーキングをご利用ください。
栗林公園とは
この庭園は日本で最も広大な文化財指定の場所であり、広さは日本最大級です。
大名庭園の特徴として、紫雲山を素晴らしい背景にしています。
特に、栗林公園の平地部分は約16.2ヘクタールと東京ドーム約3.5個分の広さがありますが、紫雲山を含めるとその面積は東京ドーム16個分、約75ヘクタールに達します。
そのため、この庭園は文化財としての庭園の中で日本で一番の広さを誇ります。
庭園内には大きな池があり、起伏に富んだ自然の地形を活かして山や谷が表現されており、訪れる人が池を囲むように散策できる設計になっています。
栗林公園は、6つの池と13の築山を持ち、江戸時代初期からの歴史を持つ大名庭園の南庭と、明治以降に近代的な公園として整備された北庭に分かれており、多様な景色を楽しむことができます。
この庭園はもともと16世紀後半に地元の豪族が所有していましたが、1631年にこの地を統治していた生駒家の家臣が大規模な治水工事を行い、庭園の基礎を築きました。
その後、庭園は1642年に高松を治めた初代高松藩主によって引き継がれ、5代藩主の時代の1745年に完成しました。
以降、明治維新までの228年間、高松松平家の下屋敷として使用されてきました。
明治8年には県立公園として開放され、昭和28年には特に価値がある名勝地として「特別名勝」に指定されました。
栗林公園は、日本三名園と比較してもその風雅な趣が評価されており、全国に24箇所ある「特別名勝」の中で13箇所が京都にありますが、栗林公園の様式は座観式ではなく、江戸時代に人気を博した池泉回遊式で、散策しながら移り変わる景色を楽しめる点が特徴です。
また、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて三つ星の評価を受け、アメリカの日本庭園専門誌のランキングでは第3位に、さらに「外国人に人気の観光スポット2016」で15位に選ばれるなど、国内外から高い評価を受けています。
2015年には米国のハンティントン財団庭園と姉妹庭園提携を結ぶなど、その魅力は世界的に認められています。
■定休日
年中無休
■入園料
大人 410円 / 小人 170円
■開園時間:ほぼ日の出から日没まで
1月 7時00分~17時00分
2月 7時00分~17時30分
3月 6時30分~18時00分
4月 5時30分~18時30分
5月 5時30分~18時30分
6月 5時30分~19時00分
7月 5時30分~19時00分
8月 5時30分~19時00分
9月 5時30分~18時30分
10月 6時00分~17時30分
11月 6時30分~17時00分
12月 7時00分~17時00分
栗林公園の梅2024まとめ
広大な栗林公園で手入れの行きとどいた梅を楽しむ絶好の機会です。
比較的長く梅を楽しむことが出来るので月に一回でも梅を楽しみに行きましょう。