笠間市で開催される菊まつりは、1908年（明治41年）にスタートし、現在では116回目を迎える日本で最も伝統のある菊のイベントです。
主な会場である笠間稲荷神社では、立菊、懸崖菊、千輪菊、古典菊、盆栽菊など、様々な種類の菊が展示され、訪れる人々に色とりどりの花々の魅力を提供しています。
茨城県を代表する秋の風物詩として知られるこの菊まつりは、市民の手によって創り出され、一世紀以上に渡り続けてきたその歴史と成果を讃えつつ、これからも継続していくことを目指しています。
また、菊花のコンテストや流鏑馬（やぶさめ）など、さまざまなプログラムが行われることが、訪れる人々にとっての魅力の一つとなっています。
笠間の菊まつり2024いつまで？時間や場所など基本情報
笠間の菊まつり2024開催概要は以下となります。
【開催日程】
2024年10月26日（土）から11月24日（日）
【場所】
笠間稲荷神社ほか（笠間市笠間1番地）
【入場料】
無料
笠間の菊まつり2024アクセス
【場所】
笠間稲荷神社ほか（笠間市笠間1番地）
【電車】
ＪＲ水戸線「笠間駅」からバス約5分「稲荷神社前」・「荒町角」下車
ＪＲ水戸線「友部駅」・「笠間駅」から市内周遊バス「稲荷神社」下車
【車】
北関東自動車道／友部ICより約9分（6㎞）笠間西ICより約25分（16㎞）
常磐自動車道／岩間ICより約14分（9㎞）
笠間の菊まつり2024駐車場
笠間稲荷神社の神社敷地内駐車場が25台あり無料です。
他にも無料駐車場があります。
「笠間稲荷神社地蔵前駐車場」：神社の西側 徒歩5分 90台 無料
「公営笠間稲荷駐車場」：笠間稲荷神社から約470m 笠間日動美術館の隣 160台 無料
「大一駐車場」： 笠間稲荷神社から徒歩3分 45台 有料（90分500円、以後30分ごとに100円）
「笠間市営鷹匠駐車場」： 笠間稲荷神社から徒歩10分 240台 無料
笠間の菊まつり歴史と流鏑馬・菊花品評会など見どころと限定御朱印
茨城県笠間稲荷で開催される菊まつりは、110年を超える歴史を持ち、日本で最も長い伝統を誇る菊の祭典です。
「笠間の菊まつり」の魅力は、笠間稲荷神社および笠間市の街中に飾られる、色鮮やかな菊の花々にあります。
菊まつりが行われる期間中は、県内外から集められた菊愛好家たちが愛情を込めて育てた菊が、市街を彩ります。
神社境内には、立菊や懸崖菊、千輪咲き菊など、多様な1万鉢以上の菊が展示され、当年度に話題の人物をモデルにした菊人形も見ることができます。
この祭りの起源は1908年（明治41年）に遡ります。当時、朝顔展示から始まったこの催しは、戦争による心の荒廃を癒やし、信仰心を深める目的で、初代宮司が始めたとされています。
大正2年からは菊花品評会が始まり、昭和24年には戦後の混乱を乗り越え、笠間稲荷の菊がアメリカ国際菊花展（シアトル開催）で最優秀賞を受賞しました。
毎年、菊人形展や菊花品評会、流鏑馬など様々なイベントが開催され、県内で最も大きな菊まつりとなっています。
菊の育成は難しく手間がかかるため、菊花品評会ではその技術が評価され、見応えのある菊鉢が展示されます。
笠間神社の流鏑馬は、稲荷神様と農作物の豊凶を占う伝統的な神事であり、小笠原流弓馬術礼法宗家によって受け継がれる技術を保存する目的でも行われています。
この流鏑馬は、鶴岡八幡宮・日光東照宮と共に日本三大流鏑馬に数えられており、笠間神社の大鳥居は、笠間特有の朱色で塗られており、その風格ある姿が参道の美しい景観を形成しています。
また、参道には和傘が飾られ、フォトスポットとしても人気です。
水面に浮かべた菊花の手水舎など、様々な美しい演出が笠間神社をアートの空間のように彩ります。
菊まつり期間限定で特別な御朱印も授与されており、笠間の栗と狐をモチーフにした独特のデザインが特徴です。
笠間の菊まつり2024現在の状況と見頃の時期について
2024年10月中旬の時点で、笠間神社の菊の開花状況は公開されていないものの、笠間市内各所では菊の花が飾られる見込みです。
笠間の菊まつりが行われる期間中には、市内を彩る美しい菊花を楽しむことができそうです。
笠間の菊まつり2024まとめ
笠間稲荷神社は日本三大稲荷の一つとして知られ、毎年恒例の菊まつりでは、笠間市内から集められた立菊、懸崖菊、盆栽菊など10,000鉢以上の精選された菊が展示されます。
また、菊人形や菊花壇の展示もあり、流鏑馬（やぶさめ）の行事も開催されるため、多くの見どころがあります。
菊人形展示は毎年異なるテーマを設けており、リピーターも多いイベントです。
新しいテーマによって、訪れる度に新鮮な驚きと楽しみがあります。
さらに、菊人形師の手による人形たちは、その技術の高さで知られています。
国内で菊人形師が減少している現状では、こうした技能を持つ職人の作品を見る機会も少なくなっていますが、笠間稲荷神社での展示は特に規模が大きく、その価値を感じることができます。
