五戸まつりは、京都の八坂神社の祇園祭に由来する伝統的な行事で、享保年間に始まった三社大祭にその起源を持ちます。
初期にはお神輿の渡御が主なイベントでしたが、明治時代に入ると山車が加わり、祭りはさらに華やかなものになりました。
この祭りは過去に「例大祭」や「豊年祭り」と呼ばれ、戦後には「三社大祭」として知られるようになり、現在では五戸まつりとして親しまれています。
それぞれの山車組が製作する山車には、神話や伝説、さまざまな物語がテーマとされ、壮大な絵巻物のような演出がされます。
山車を引く際のかけ声は大漁節を思わせるリズムがあり、他の地域の祭りでは見られないユニークな特徴です。
また、町が坂道に富んでいるため、山車が坂を上る際には声を合わせて力強く引く光景が、訪れる人々の注目を集めるポイントとなっています。
五戸まつり2024いつ?日程や場所など基本情報
五戸まつり2024の開催概要は以下となります。
【開催日程】
2024年8月30日(金)から2024年9月1日(日)
【時間】
9:00から20:30頃
【場所】
青森県五戸町旧市内
青森県三戸郡五戸町字新町
【スケジュール】
◆2024年8月30日(金)
第56回五戸町小・中科学展 9:00~15:00 五戸町立公民館体育センター
お神輿及び山車合同運行 13:25~17:00 上大町発中央商店会付近及び町内
山車夕暮れ展示及び川原町山車組送り太鼓 16:30~19:00 中心商店街
◆2024年8月31日(土)
第56回五戸町小・中科学展 9:00~15:00 五戸町立公民館体育センター
五戸地方小・中学校親善相撲大会 9:00~15:00 五戸小学校 相撲場
山車組対抗お囃子競演会 14:00~16:30 歴史みらいパーク駐車場
五戸町連合女性会・柳永会社中・若柳富千穂会合同流し踊り 17:00~18:00 中央商店会付近
山車夜間共演 18:30~20:30 中央商店会付近
◆2024年9月1日(日)
第56回五戸町小・中科学展 9:00~15:00 五戸町立公民館体育センター
ハーレーダビッドソンパレード 11:40~13:30 中心商店街
第21回奥州よさ来いまつり 17:00~19:50 歴史みらいパーク駐車場
お神輿及び山車合同運行 喧嘩太鼓有 13:00~17:3 川原町発中央商店会及び町内
五戸まつり2024屋台など露店の出店ある?
祭りには欠かせない屋台の出店が、2024年の五戸まつりでも予定されています。
具体的な場所や時間についての情報はまだ公表されていませんが、昨年度の情報によれば、五戸町の図書館の駐車場(図書館の手前側と奥側)で、12:00から21:00まで屋台やキッチンカーが出店していました。
昨年は定番の屋台の他に、地元ならではの特色を持った屋台も見られました。
美味しい食事を楽しみながら、真夏の祭りの雰囲気を存分に味わうことができます。
五戸まつり2024アクセス
【場所】
青森県五戸町旧市内
青森県三戸郡五戸町字新町
【電車】
東北新幹線「八戸駅」から「扇田経由五戸行」のバスで約30分乗車、「五戸」バス停下車
【車】
JR八戸駅から車で20分
五戸まつり2024駐車場
役場の駐車場と江渡駐車場が臨時駐車場となります。
五戸まつり歴史や見どころ
「五戸まつり」は、その起源を京都の八坂神社の祇園祭に持ち、享保年間に始まった三社大祭から発展してきました。
初期は神事が中心でしたが、明治時代に入ると山車の運行も取り入れられ、祭りはさらに規模を拡大しました。
このまつりは、当初「例大祭」や「豊年まつり」と呼ばれ、戦後は「三社大祭」として知られるようになり、近年では「五戸まつり」として定着しました。
今日、この祭りは八幡宮、稲荷神社、神明宮を核とする三社の祭礼であり、五戸地方で最大の山車まつりとして豊作を祈願します。
祭りでは、各団体が手掛ける9台の豪華な山車が町中を飾り、神話や伝説をモチーフにした岩や紅葉、波の装飾が施された山車が急坂を登る様子は見応えがあります。
さらに、五戸特有の祭り囃子や音頭が祭りの雰囲気を盛り上げます。
山車を引く際の掛け声は大漁時のそれを彷彿とさせ、この地域独自の特色を放っています。
また、地元の住民や様々な団体への祭り衣装の貸し出しも行われ、参加者一人一人が祭りの彩りを更に豊かにしています。
五戸まつり2024まとめ
五戸地域で一番大きな山車まつりが、街の中心部で開催され、豊かな収穫を祈願します。
この地域の各団体が手掛ける、壮大で華麗な9台の山車が通りを進みます。
特に「坂の町五戸」の特徴を活かした、急坂を一気に駆け上る山車と引き手の動きや、山車同士の競演が注目のポイントです。