鶴岡天満宮の天神祭は、幅広い年齢層の参加者が派手な花柄の長襦袢と角帯を身につけ、尻軽踊りを披露し、顔は手拭いと編み笠で覆い、手には徳利と盃を持ち、無言で酒を提供する風習が特徴です。
この祭りは「化けものまつり」とも呼ばれ、広く親しまれています。
このお祭りは、菅原道真公を祀る特別な行事で、道真公が京都から九州の大宰府へ流された際、彼を愛する人々が権力を恐れずに姿を変えて酒を交わし、別れを惜しんだと伝えられています。
この風習は全国の天神祭の中でも鶴岡だけのユニークな特色とされ、参加者が化けもの姿で3年間祈願すれば願いが叶うとされています。
ぜひ鶴岡の天神祭をご堪能ください。
鶴岡天神祭(化け物まつり)2024ブルーインパルスの飛行時間や場所にスケジュールなど
2024年の鶴岡天神祭(通称「化けものまつり」)は、5月24日(金曜日)から26日(日曜日)まで、鶴岡天満宮及びその周辺で開催される予定です!
菅原道真を祀る天神祭は全国各地で行われていますが、化け物の姿で行われるのは鶴岡天神祭が日本で唯一の例です。
特に2024年の鶴岡天神祭は、JR羽越線の開通100周年を記念して、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の飛行ショーが特別に行われます。
【開催日程】
宵祭:2024年5月24日(金)
本祭:2024年5月25日(土)
後祭:2024年5月26日(日)
【場所】
鶴岡天満宮とその周辺
〒997-0811 山形県鶴岡市神明町3-40
【ブルーインパルス飛行時間】
練習飛行 24日(金) 15:00~15:30
展示飛行 25日(土) 11:00~11:30
【スケジュール】
24日(金) 16:00~
25日(土) 11:00~・13:00~・15:00~・17:00~天狗舞・獅子舞奉納
12:00~14:00 吹奏楽ジョイフルコンサート
14:00~ 天神はんくねりパレード・にぎわい天神パレード
26日(日) 13:45~15:30 陸上自衛隊第6音楽隊鶴岡天神祭記念公演
鶴岡天神祭(化け物まつり)2024屋台など露店の出店ある?
鶴岡天神祭2024では、屋台や露店が3箇所で営業します。
この祭りでは、お馴染みのメニューを揃えた多数の屋台が出店予定です。
過去の祭りでは、タイ風ラーメンやドネルケバブ(トルコのストリートフード)など珍しい料理も登場していたため、2024年の鶴岡天神祭でもそういったグルメが楽しめるかもしれません。
【鶴岡公園】
5月24日(金)~26日(日)
〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町
【鶴岡商工会議所の東側の市道からみゆき橋を経てみゆき通り】
5月25日(土)
〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-13(鶴岡商工会議所)
【鶴岡市第二学区コミュニティ防災センター周辺】
5月25日(土)
〒997-0027 山形県鶴岡市昭和町11-22
鶴岡天神祭の歴史と由来にパレード
鶴岡天神祭2024に関連する歴史は長いもので、現在見られる「化けものまつり」としての形態は明治時代から始まりましたが、この祭り自体は江戸時代から存在しています。
そのルーツは、平安時代の西暦901年、菅原道真が九州の太宰府に配流された際に遡ります。
その時、周囲の人々が権力者の目を逃れるために化け物に扮し、菅原道真を祀ったとされています。
鶴岡天神祭は、1000年以上にわたりその形を変えつつ継続しています。特に、天狗舞の伝統は約300年の歴史を有しています。
2024年の祭りのハイライトは、JR羽越線の開通100周年を記念して特別に実施される航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の飛行です。
これを目当てに全国から飛行機愛好家やブルーインパルスのファンが集まるとされています。
ブルーインパルスの飛行は鶴岡市役所を中心とした半径約10kmの範囲で行われ、市内だけでなく市外からも観覧可能です。
祭りの混雑を避けたい場合は、この飛行を外から眺めるのがおすすめです。
鶴岡天神祭(化け物まつり)2024へのアクセス
【場所】
鶴岡天神祭
〒997-0811 山形県鶴岡市神明町3-40
【電車】
JR東日本 羽越本線 鶴岡駅 徒歩約15分
JR東日本 羽越本線 鶴岡駅 月山八合目方面きバス約10分 天満宮前停留所 徒歩約1分
【車】
山形自動車道 鶴岡IC 約10分
日本海東北自動車道 鶴岡西IC 約16分
鶴岡天神祭(化け物まつり)2024駐車場と交通規制
鶴岡天神祭2024における駐車場の情報と交通規制の詳細は、パレードルートの地図に示されていますが、ここに再度掲載いたします。
駐車場についての情報は掲載されていますが、現場では満車の状況や交通規制によるアクセス困難、渋滞が発生しているとの報告が多数寄せられています。
特に、この年は航空自衛隊のブルーインパルスの飛行ショーが予定されており、通常よりもはるかに多くの混雑が予想されます。
鶴岡駅前は鶴岡天神祭2024の主な会場の一つでもありますので、公共交通機関の利用が推奨されます。
鶴岡天神祭(化け物まつり)2024まとめ
鶴岡天満宮で行われるお祭りは、学問の守護神である菅原道真公を祀っており、道真公が九州の太宰府に配流された際、彼に心酔する人々が当時の権力者を恐れずに変装して顔を隠し、こっそりと酒を交わして別れを惜しんだとされる伝説が残っています。
この祭りでは、年齢や性別を問わず、鮮やかな花柄の長襦袢を纏い、帯を締め、手ぬぐいと編み笠で顔を覆いつつ、杯と徳利を手に無言で酒を供します。
また、このお祭りは「化けものまつり」としても知られており、その日には子供から大人まで様々な変装をした参加者が鶴岡市の中心部を歩き回るのが見られます。
伝えられるところによれば、化けもの姿で3年間誰にも気付かれずにお参りを続けると、深い願いが叶うと言われています。